フィルムカメラをそろそろ使い始めてみるか。
しまい込んだままのフィルムカメラ
普段使用しているカメラは、FUJIFILMのデジタルミラーレスカメラ X-Pro2なのだが、実はフィルムカメラも所有している。
そのカメラとは、OLYMPUSのOMー1である。
<目次>
カメラを趣味とし始めた当初、基礎からカメラを学んだ方が良いだろうと思い、とりあえずフィルムカメラを1台は持っておこうと思った。そして今年の2月、近所のハードオフで状態の良さそうなこのカメラを購入したのだが、使用することもなく、ずっと眠ったままになっていた。
それはなぜかというと、露出計の電池が水銀電池であるからだ。水銀電池は、カメラや時計等に使用されていた電池であるが、環境汚染の問題から平成8年より使用が禁止されている。つまり今は、水銀電池は手に入らない。購入したカメラの中に、水銀電池は入ってはいたものの当然、電池は切れている。
そのため、水銀電池の代替手段を考えなくてはならない。どうやらアダプターを使用すれば、水銀電池でなくとも他の電池での代替がきくらしい。
だが、その頃は、X-Pro2も購入したばかりだったので、こちらのカメラまで手が回らなかった。なんとなく面倒になってしまい、その後、アダプターを購入することもなく、OM-1はずっと奥にしまい込んだままになってしまった。
マニュアルカメラで撮影したくなった。
だが、先週末に調べた木村伊兵衛に触発され、思わずOMー1を棚の奥から引っ張り出してきた。木村伊兵衛は、ライカのカメラを愛用したが、レトロなマニュアルカメラでさえあればOLYMPUSでも良い。
OMー1を選んだ理由は、単純にネットでオススメされていたからというものであるが、改めてじっくり見てみると、とても美しいカメラであることに気がついた。持とうと思えば、片手に収まるそのボディの小ささ。その一方で、軽いというわけでなく適度な重さを持ち合わせており、質感も高い。
どうやら、このカメラは、カメラ女子に非常に人気らしい。というか、このカメラの製造は1973年。いまでもこの状態で存在するのがすごい。
とりあえず、電池のアダプターを探してみるか。
OLYMPUSのOMー1の特徴(備忘録)
ファインダー
ファインダー視野率 97% とのこと。もちろんX-Pro2と比べると全然見劣りするけど、他のフィルムカメラと比較したことがないので、なんとも言えない。
カメラの重量、露出計内蔵
レンズ込みの重量は680g。いい感じの重さ。
このカメラには、前述のとおり露出計が内蔵されている。使用したければ、水銀電池の代替を探さなくてはならない。
シャッター、レンズ、フィルム感度
シャッターは、バルブ露出と1〜1/1000秒。必要となるシャッタースピードを中央指標にセットする。
レンズは50mm F1.4。最近接撮影距離45cmらしい。オートフォーカスではないので、自分でピントを合わせる。
フィルム感度、ISO感度ではなくASAというのか。これは、使用するフィルムによって、その都度、フィルムと同じ数値に合わせる必要がある。1600まであるのか。
と、ここまで書いてて思ったが、露出計を使用しなけば、電池は必要ないな。スマホでも露出計のアプリがあるし、ライカもM6より古いタイプには露出計が付いていないらしいので、露出計なしの撮影に慣れた方が良いのかもしれないな。あと、オートフォーカスがないという当たり前のことを忘れていた。練習しなくては。