5,000円以下で購入したTENKER 小型LEDプロジェクター
いつかは、自宅にシアタールームを。一昔前の自分はそんな夢を持っていた。
しかし、忙しい日々を過ごしていると、そんなこともすっかり忘れ、テレビを所有していない自分は、映画等をはじめとする映像コンテンツは、PCと兼用している外部ディスプレイで楽しむようになっていた。
しかし最近、知人の子供に遊ばせるために、任天堂スイッチを購入。23inchのPCディスプレイでも見れないことはないのだが、複数人で遊ぶとなると、大画面が欲しくなる。
「仕方がないので、テレビでも購入するか」
そう、思い立ち、ネットを徘徊していたところ、テレビよりもプロジェクターが気になり始めた。
以前なら、数十万円するイメージのあったプロジェクターであるが、なんと1万円以下で購入できる商品もあちこちに見当たる。ほとんどが国外で作られているものであるが、ネットでのレビューを見る限り、それほど悪い評判は見当たらない。
プロジェクターごとの性能の差もあるだろうが、まずはプロジェクターがどういったものか体験してみる必要があるな。
というわけで、Amazonで一番安いプロジェクターを購入してみたので紹介してみる。
<目次>
今回、購入した賞品はこちら。Amazonからの購入だ。
TENKER 小型LEDプロジェクター 2400ルーメン【2019年最新版】
【3年保証付き】1080PフルHD対応 800*480解像度 台形補正 USB/SD/HDMI/AV/VGA対応 パソコン/スマホ/タブレット/DVDプレイヤーなど接続可 小型軽量 三脚/天井吊り対応可 ホームシアター リモコン付属 ホワイト
元々の価格は9,999円なのだが、Amazonでは通常4,999円。更に自分の場合は、600円OFFのクーポンが適用され、4,399円で購入することができた。
「ミニ液晶ビデオプロジェクター」の名前のとおり、本体は非常にコンパクト。
TENKERとは
Amazonでは、今回自分が購入したプロジェクターのシリーズや、アクションカメラ等を販売を行っている。また、商品の説明書や公式HPを確認しても会社情報はよく分からない。
少なくとも国内の会社ではなく、おそらく中国の会社だと思われる。
会社情報は不明であるが、TENKERが販売している商品は、Amazonではベストセラーになっているものが多いので、なかなか侮れない会社である。
仕様・スペック
このプロジェクターの仕様とスペックは次のとおりだ。
よく分からないが、HDMI 入力に対応しているので、それなりに綺麗な画像を楽しめることは間違いない。
また、プロジェクターを性能で重要視されるルーメン(映像を照射する際の光の明るさ)について、商品名には、2400ルーメンとあるが、こちらには記載がなし。本当に2400ルーメンなのだろうか。
同梱物の確認
- プロジェクター本体
- リモコン
- 電源ケーブル
- オーディオビデオケーブル
- 説明書、保証書等
アフターサービスについて
同梱されていたお礼状には、アフターサービスの案内が記載されている。 商品名には、3年保証と記載されているが、こちらには、特に保証期間は記載されていない。おそらくAmazonの注文番号の確認により保証期間か否かを判断するものと推測される。
また、Amazonで商品レビューを書くと、そのお礼として、TENKERからUSBメモリがプレゼントしてくれるらしい。
プロジェクターの台の代わりに、三脚で代用
それでは、設置していこう。
通常であれば、プロジェクターを何かしらの台に置いて、本体下の角度調整ねじを回して映し出す角度を調整していく。
自分は、テーブルの上には設置したくなく、また適当な設置台も持っていないで、カメラの三脚を活用することにした。
使用するカメラ用の三脚。確か1,000円台で購入したと記憶している。
これは、三脚の雲台。予めついているねじを取り外す。
そして、ここに先ほどの角度調整ねじを付ける。
その雲台をプロジェクター本体下に取り付ける。
あとは、カメラを三脚に取り付ける要領と同じ。本体が、1㎏を切っているので、ぐらつくこともなく取り付けが可能だ。
フォーカス、台形補正
本製品は、オートフォーカスではなくマニュアルフォーカスである。
レンズに近いダイヤルを回すことで、フォーカスを設定することができる。プロジェクターの設置場所さえ決まれば、一度設定さえしてしまうだけでよいので問題ない。
また、プロジェクターの設置位置が、真正面であれば適正な形で映し出されるのだが、映し出す位置よりも若干低い位置だったり、左右にずらして設置するのが、ほとんどであると思う。そうなると、どうしても映し出す映像がゆがみができ、台形っぽい形になる。
その場合に必要となるのが台形補正ギア。フォーカスダイヤルの下にあるギアでゆがみが補正できるのだ。
5種類の外部入力に対応
自分のプロジェクターの用途は、Fire TV Stickをつないで、Amazonプライムを観たり、任天堂switchでゲームを楽しむこと。
Fire TV Stickは、Amazonプライムだけでなく、YouTubeやAbemaTVのアプリもダウンロードし利用することが可能だ。
(YouTubeアプリについて、以前はGoogleより利用制限がかけられていたが、2019年4月以降、制限が解除されている)
また、音声端子には、イヤホンやスピーカーをつなぐこともできる。
リモコンも付いてくるが、自分は使うことはなさそうだ。
映像を映し出してみよう
AbemaTVを映してみる。
部屋の照明強さがMaxの状態。
見れなくはないが、ちょっと厳しい。
若干、部屋の照明を弱めた状態。
いい感じだ。
常夜灯のみをつけている状態。これだけ暗ければ当然、見やすい。
もう少し部屋の照明を強めても、映像は観れるが、映像に集中したい場合はこれくら部屋を真っ暗にした方が良いかもしれない。
後日、ゲームもつないで試してみよう。
まとめ
ダメ元で購入した本製品であるが、結果は、大満足。
ただ、スピーカーの性能については、良くはないとだけ書いておく。これは、スピーカーをつなげば解決できると思う。
また、プロジェクターの稼働中のファンの音が気になる人もいるかもしれない。しかし、自分はちょっとうるさいくらいの方が古い映画館で映画を観ているような感じがして好きである。
なによりも、5,000円以下の価格で、夢のシアタールームを構築できることは本当に驚きだ。肝心なのは、画質・音声の良しあしよりも、雰囲気づくりから。
より高性能な製品は沢山あると思うが、まずは安い製品でもよいのでプロジェクターがある生活を是非とも体験してみてほしい。
そして、「安かろう悪かろう」が通用しないTENKERという会社、今後注目していきたい。